ファクタリング 2019.02.09

事業資金の借り換え審査の判断基準とは?

事業資金の借入を行っていると金利の高さが気になることもありますよね。金利が高ければ返済総額も高くなってしまいますし、毎月の返済の負担も重くなります。しかし借り換えを実施すれば、それらの悩みが解消することも。

実際に多くの企業が借り換えをおこなって返済の負担を軽くしています。しかし借り換えについては、必ず審査が行われてその上で判断されることに。
要は審査を突破しなければ借り換えは利用できないのです。

では事業資金の借り換えの審査基準はどうなっているのでしょうか?
確実に借り換えを実施したい、というかたは必見です。

返済が滞った経験の有無

 返済が滞った経験あり・・・借り換えは難しい
 返済が滞った経験無し・・・借り換えできる可能性が高い

借り換えの審査で重要視されるのが返済実績です。確実に返済ができている、という状況であれば滞納してもらえる可能性が極めて高いのは事実。

一方で返済が滞った経験があるのであれば、返済能力に疑問符がついてしまいます。借り換え後にも返済ができなくなる可能性が高いので、評価を引き下げられてしまうことに。

ただ返済が滞った経験が少ないのであれば問題視されないケースも。1回程度であれば、問題なく審査に通してもらえる可能性があります。

また返済の遅れに関しては過去のものであれば問題視されないことも。近年のものだけクローズアップされる傾向にあるので、5年前や10年前のものは気にしなくてOKです。

返済の進み具合について

 返済を始めたばかりである・・・借り換えは難しい
 返済が進んで半分程度まで借金が減ってきている・・・借り換えできる可能性が高い

返済が始まったばかりは借り入れが難しいです。
返済実績にかかわる項目でもあるので、厳しく判定される可能性があるのです。

返済が進み、借入額が半分程度まで下がってきているのであれば審査に通る可能性が高いです。よってある程度、返済を進めてから申し込みを行う、ということがおすすめ。

一方で借り入れたばかりで返済がほとんど進んでいないうちに申し込みを行うのは危険ですよ。

税金の支払いの状況について

 税金未納状態である・・・借り換えは難しい
 税金を支払っている・・・借り換えできる可能性が高い

税金の支払状況も借り換えでは判断材料にされます。
税金を支払えていない、いわゆる未納状態であると審査は極めて厳しくなってしまうのです。返済能力がない、と判断されてしまうことになりますからね。

税金も支払えないほど資金繰りが悪いということは、借り換え後に返済がされないのではないか、といったことも業者側は考えてしまうもの。

税金は支払っている状態にして、借り換えに申し込みを行ってください。

・ファクタリングなら問題なし

企業の資金調達の一つにファクタリングがあります。売掛金を売却するものですが、そちらであれば税金が未納であっても利用できるので安心してくださいね。審査では売掛先の業績のほうが重要視されるのです。

税金が未納でもどうしても資金調達したい場合にはファクタリングを利用しましょう。

返済の見込みについて

 返済のシミュレーションができていない・・・借り換えは難しい
 返済のシミュレーションができている・・・借り換えできる可能性が高い

返済シミュレーションは、借り換え後の返済に対応できるかをチェックするものです。新たに設定される返済額に対応できるのか、ということは必ず調べておかなければなりません。何も考えずに借り換えだけを先行させてもロクな事はありませんよ。

業者側も客観性のある返済シミュレーションを求めてきます。絵に描いた餅のような返済シミュレーションは厳禁ですよ。