ファクタリング 2019.03.01

事業資金の借り換えによる資金調達とは?

個人的な借り入れでよく行われているのが、おまとめローンの利用です。複数ある借金を一括化することで、金利を引き下げたり、月の返済回数を1回にまとめたりできるわけです。

「事業資金の借り入れもまとめられたらいいな」と思っている方も多いのではありませんか?実は事業資金に関しても借り換えは利用可能です。

こちらでは事業資金における借り換えについて徹底解説します。
現状のままでの返済は難しいと思っている方は必見です。

そもそも事業資金の借り換えってなんだ?

企業であるとか個人事業主が借り入れを行うわけですが、その借金を別の金融会社に肩代わりしてもらい、今度はその新たな金融会社へ返済をすることを指しています。

借金がなくなるわけではありません。借り換えは、要は借金をしている業者が変わることを指しているのです。

そこで気になってくるのが借り換えの目的ですよね。
だって借金をしていることには変わりありません。借金が減るわけでもないのに、なぜ事業資金を借り換える必要性がでてくるのでしょうか?

事業資金の借り換えの目的とは?

 金利の負担を減らす
 月々の返済額を減らす
 月の返済回数を減らす

目的としては上記の3つが挙げられます。
それぞれについて個別に解説していきますね。

・事業資金の借り換えと金利について

基本的に借り換えについては、金利が高いところから金利が低いところへ行われることになります。例えば金利が10.0%で借りていたのであれば、金利が7.0%で貸してくれるところに借り換えることに。

金利が減れば金利の支払額をカットすることになります。
結果として返済総額が減る、という可能性も出てくるのです。

借り入れしている金額にもよりますが、月の返済額が数千円減ったり数万円減ったりすることもあります。返済額が減れば、それだけ会社の資金が増えることになり、資金繰りが改善することになりますよね。

・事業資金の借り換えと月々の返済額について

すでに利用している借金ですが、借り入れを行うときに返済の契約も行っています。その契約に基づいて返済を行っていかなければなりません。しかしいつまでも売上が好調であるわけがありません。業績が悪化して月々の返済が大変になることも。

そこで借り換えの出番です。
事業資金の借り換えを行うときですが、新たな契約を結び直すことになりますよね。仮に現状の月々の返済額が厳しいのであれば、返済期間を延ばしてもらえばよいのです。

現状で返済期間が残り5年であれば、借り換え先に7年間や10年間での返済を打診してみましょう。審査が行われるので、必ずしも希望通りとは生きませんが返済期間を伸ばすことも可能です。

ただし返済期間を延ばしてしまうと、返済総額も増えてしまうのでその点は気をつけてくださいね。

・事業資金の借り換えと月の返済回数について

企業の多くは借入先が一つではありません。複数の借入先に月に数回の返済を行っているケースが多いのです。

返済日が金融業者によって異なっていることも企業にとっては大きな負担です。そのたびに振込などの手続きをしなければなりません。

そこで対応する方法の一つが借り換えなのです。借り換えをするときに、複数ある借金を一括化することも可能です。4つの業者から借り入れているのであれば、4つの業者の借り入れを一括化できるのです。

月に4回の返済を今までおこなっていたとしても、借り換えを実施すれば1回になるわけ。返済回数が少なくなれば、作業的な負担感は減ります。

まとめ

事業資金の借り換えによる資金調達という方法もあるのです。
月々の返済額が減らせれば、それだけ会社に資金が残ることになります。その自由になった資金は、会社のためにつかえるわけ。

また借り換え時に返済期間を変更できることも覚えておきましょう。
返済がきつい場合は返済期間を伸ばすのがおすすめですよ。