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ファクタリング 2018.08.07

ファクタリング利用者の声

ファクタリング利用者の声

どのような業種でも事業を行う上で必ず発生する売掛金、これを譲渡することでキャッシュを調達するのが「ファクタリング」です。ほとんどの会社が利用できる余地があるだけに、新しい資金調達方法として話題が広がり、利用者も増えています。

しかし、知ってはいる、利用してみたいが不安があるという方が多いのも事実。

そこで今回は、実際にファクタリングを利用した人の声を紹介します。

Aさん 建設会社経営

私は一人親方の建設会社代表。工事に合わせ職人を雇用しています。

建設業は、代金の入金が先になることが非常に多く、中小零細はどこでも、資金繰りに困ったことがあると思います。私の会社も例外ではなく、最近、売上はあるものの約90万円の支払いができなくなる、というピンチに陥りました。

金策に途方に暮れていた時、ファクタリングをたまたまネットで知り、ホームページの説明がわかりやすかった会社に相談しました。最も不安だったのがその時点でビジネスローンの残高が残っていたこと。しかし、ファクタリングは借金ではないので、ほかの借り入れが審査に影響しないとのことでした。

売掛先は、長くお付き合いいただいている、業界では名の知れた中堅企業。ファクタリング会社の方からも「信用が高い」と言われました。自分の会社ではなく、取引先の信用に助けられました。また、取引先にファクタリングの利用は絶対知られたくなかったのですが、「それは大丈夫です」と太鼓判を押してくれました。

結局、20%ほどの手数料を差し引いたうえで売掛を買い取ってもらい、100万円程度調達でき、資金繰り危機を回避することができました。現在はキャッシュもよく回っていますが、仮に一時的にお金が無くなっても、取引先が続いている限りは安心感があります。

Bさん 金型工場経営

小さな町工場を経営していますが、運転資金が不安になることも多く、それまでは消費者金融系のカードローンにお世話になっていました。残高がいつも残っている状態を変えたいと思っていて、新しい資金調達方法を模索していました。希望は年利14%程度のビジネスローンより、コストが低いことです。

ネットでファクタリングのことを知り、しかも3社間の形式だと借入だと利息にあたる手数料が5%程度で済むとの情報がありました。当社は比較的売掛が多く、また主要取引先には信頼を得るため財務状況をできる限り開示しているので、3社間ファクタリングの利用に理解を示してくれそうだと考えました。

しかしいくつかのファクタリング会社に電話で問い合わせたところ、説明がわかりにくかったり、逆にこちらの説明を聞かずに「大丈夫です」としか言わなかったり、3社間のファクタリングに積極的ではなかったりといった会社もありました。その中で最も信頼できそうな業者に申し込み。ました。

取引先に理解をいただき、最初の利用では、その時のローン残高の数十万円の調達。少額だったので、受け付けてもらえるのか不安でしたが、ファクタリングは少額の利用も多いとのこと。手数料も5%ほどで買取していただけました。一度利用すると、二度目からは手続きも簡単なので、心強い資金調達方法を手に入れた気がします。

Cさん 歯科医師

街の小さな歯科クリニックを経営しています。歯科は過当競争の状態。私たちのクリニックは経営は割と健全ですが、人を雇ったり、器具等の購入が重なったりといったタイミングでキャッシュが不安になることも。医療機関の収入は、主に診療報酬。入金が診療から2か月程度先になるため資金不足になりやすいということがあるのです。

同業の友人から勧められたのがファクタリングでした。なんとなく存在は知っていましたが、診療報酬は公的機関からのもの。利用できると思っていませんでしたが、問い合わせてみると、公的な支給のためむしろ信用があり、利用可能とのことでした。

私が利用した会社は、聞いたことがない社名で、若干不安はありましたが、サポートは非常に親切。ファクタリングに関する的外れな疑問をかなりぶつけましたが、丁寧に答えてくれました。利用したのは2社間のファクタリングで、売掛先に知られることなく利用できるというものでした。

結局、売掛を利用して100万円ほど調達。一時的なキャッシュ不足は解消しました。今後は、基本敵にファクタリングを利用しなくてもよい様、キャッシュフローを考慮した経営するつもりですが、万が一資金繰りに困ったとき、ファクタリングはとても便利な存在になってくれそうです。

ファクタリング 2018.08.07

失敗しないファクタリング会社の選び方

失敗しないファクタリング会社の選び方

事業で発生する売掛金の権利を譲渡することで資金調達するファクタリング。最近注目される調達方法であり、新しい事業者が次々にサービスを展開しています。

しかし、比較的新しい業態だけに、多くの会社の中から利用するサービスを選ぶのが難しいというユーザーの声も聞かれます。ファクタリングのサービス内容は業者により大きく変わるので、しっかり選びたいものです。

では、ファクタリング会社を選択するためには何を基準とすればよいのでしょうか。選択する際のポイントや注意点を解説していきましょう。

借金ではないからこそ注意

ファクタリングは、売掛金に関する債権を譲渡し、資金化する方法。権利を売却して現金を得る契約であり、借金ではありません。売掛債権を担保にして融資を受けるサービスも広義ではファクタリングに含めることがありますが、ここでは別のものとしています。

ファクタリングは借金ではないだけに、原則的に、貸金業法、また利息制限法などの縛りがかかりません。業者は多く、会社の実態がわかりにくいのが実情です。そこで、利用前に必ずチェックすべきポイントとして3つ挙げます。

ポイント1 手数料・登記費用等の調達コスト

ファクタリングは借金ではないため利息はありません。融資における利息にあたるのは、売掛債権の額面から差し引かれる「手数料」などの名目で支払うお金です。

手数料は、売掛の額面の20%程度であることが多いようですが、業者、また利用者の信用によりさまざまです。高すぎる場合はもちろんのこと、低すぎる手数料を提示された場合も警戒したほうがよいでしょう。また、その他、債権登記などの費用が数万円かかることがあります。登記など実費の扱いも業者により異なるので必ずチェックしましょう。

いずれにしろ、手数料等の調達コストは利用前にしっかりと計算しておくこと、また総額がわかるよう、丁寧に説明してくれる業者を選ぶべきであることは言うまでもありません。

ポイント2 「2社」「3社」方式の違い

ファクタリングについてぜひ覚えておきたいことに、「2社間ファクタリング」「3社間ファクタリング」という概念があります。

簡単に説明すると、2社間ファクタリングとは、資金調達を行う自社、そしてファクタリング会社のみで契約するもの。そして、3社間ファクタリングとは、自社とファクタリング会社、そして売掛債務を負う取引先企業の間で契約するものです。

2社間の場合、自社は予定日に売掛が入金され次第、ファクタリング会社へその金額を移す義務を負います。3社間では、債権を直接ファクタリング会社に譲渡し、取引先の入金先が、ファクタリング会社に変更されます。

2社間ファクタリングの大きなメリットは、取引先にファクタリングを利用したことが知られないこと、契約実務がスムーズで、すぐに資金調達ができるといったことがあります。ただし、手数料は高めになります。

3社間のメリットとしては、手数料が比較的安く、自社で売掛債権の回収もしなくてよいこと等があります。デメリットは、ファクタリングの利用を取引先に知られること、契約実務が煩雑なことがあります。2社間と3社間の違いは大きく、全く違ったサービスといっても過言ではありません。自社の状況に合わせ、適したサービスを選びましょう。

ポイント3 まさかの場合の「償還求償権」

そして、ファクタリング利用前に必ず調べておきたいことに「償還請求権」があります。これは、仮に取引先が経営危機に陥り、予定日に買掛を入金できなくなった場合、ファクタリングを利用した自社が代わりに支払う必要があるか否かの違いです。

「償還請求権がある」という場合、売掛金未入金の場合、取引先に代わりファクタリング会社に支払わなくてはなりません。つまり、未払いリスクを自社が負う、ということになります。一方、償還請求権がない場合、未払いの場合ファクタリング会社が責任を負うため、自社の債務はありません。

先ほど説明した2社間ファクタリングの場合、自社が売掛金の金額をファクタリング会社に移転する契約のため、未払いの場合の償還請求権がある場合が多くなります。一方、3社間の場合、債権そのものを売却し、債権者が完全に変わるケースが多いため、償還求償権がない場合が多くなります。ただし、この扱いは契約内容により様々。事前に確実にしておく必要があるでしょう。

確かな情報をもとに選択を

ファクタリングはあらゆる業種の有力な資金調達方法として、注目度が高まっています。利用を検討する際は、しっかりと仕組みを理解したうえで、上記のサービス内容に関する情報を、しっかりと提示している信頼できる会社、実績のある会社を選びましょう。

ファクタリング 2017.07.27

ファクタリングとは?

資金調達の選択肢を増やす ファクタリングとは?

会社の経営者として、いつも頭から離れないのが資金繰り。手元の現金・預金がなくなってしまえば、売上が上がっていても、また決算で黒字が出ていても、会社は立ちいかなくなってしまいます。

キャッシュを得るための最もポピュラーな方法として、融資、つまり金融機関からの借り入れがあります。とくに中小零細企業では、自己資金以外で資金を調達する方法として、融資以外の選択肢は乏しい現実もあります。

しかし、最近では、融資以外に魅力的な資金調達方法が一般化しつつあります。中でも、業種問わず利用できることから、大きな注目を浴びている資金調達方法に、売掛債権を利用した資金調達方法である「ファクタリング」があります。

あらゆる事業で発生する売掛債権

ファクタリングを理解するためのキーワードとなるのが「売掛債権」です。

業種問わず、事業では掛け売り、つまり「代金は月末締め、翌々月末に入金」といったように、代金を後払いにすることが頻繁にあります。売掛債権とは、この掛け売りをしたことで、将来お金を受け取れる権利のこと。商品を売った事業者は債権者、買った相手は債務者となります。

掛け売りにより、事業者は多数の売買をスムーズに行うことができます。しかし、掛け売りは「売り上げがあっても、手元にお金がない」状態となる、大きな要因の一つ。売掛債権を持っていても、キャッシュが尽きてしまえば、経営危機に陥ります。売掛債権が多い事業者は常に資金繰りが苦しいということにもなりがちです。

また売掛債権には、相手先の経営状態の悪化などにより、回収できなくなるリスクもあります。最悪の場合、連鎖倒産のように、経営危機が波及することにもなりかねません。

売掛の入金日前に現金を調達

ファクタリングは、この入金日が到来していない売掛債権を利用して資金調達できるサービス。

資金調達を行う会社が、自社の売掛債権を、ファクタリング会社に持ち込み、ファクタリング会社は、債権額から手数料等を差し引いたうえで、現金を渡します。これにより予定よりも早く、キャッシュを確保できるのです。

ここで注意したいことは、ファクタリングは「借金」ではないということ。もともと持っている権利を譲ることでお金を得ているのであり、借りているのではありません。なお、売掛債権を担保にして、融資を受ける手法もありますが、ファクタリングは、この売掛担保融資とも区別されます。

ファクタリングの形式は二種類

ファクタリングは、大きく二つの形態があります。具体的には、売掛債権をファクタリング会社に直接譲り渡すか否かによって分かれます。

売掛債権をファクタリング会社に譲渡すると、債権者はファクタリング会社に移ります。譲渡を受けたファクタリング会社は、債務者に債権の譲渡を受けたことを通知し、債務者はファクタリング会社に代金を支払うことになります。

もう一つの形式として、売掛債権を直接譲渡せず、ファクタリング会社と、将来受け取る代金の引き渡しを契約し、通常通り債権を回収、のちにファクタリング会社に支払う形態もあります。この場合、ファクタリング会社との契約内容は債務者へ通知されません。

債権者としては、ファクタリングの利用を取引先に知られたくない場合もあるでしょう。利用の際は、これらのサービスの内容についても確認しておく必要があるでしょう。

中小企業の新しい資金調達方法に

以上、ファクタリングに関する基礎知識を解説しました。

くれるサービスです。いざという時のために、融資以外の資金調達の選択肢を確保しておくことにより、経営により安心感が生まれるメリットもあります。

中小企業の間で認知度が急上昇しているファクタリング、一度検討してみてはいかがでしょうか。

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