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ファクタリング 2019.03.19

借り換えとリスケって一緒?徹底比較してみた

借り換えとリスケについては似たようなものであると思っている方も多いでしょう。
たしかに現状ある借金に対して対応する、という点では一緒です。

しかしその内容には大きな違いがあることも確か。
借り換えとリスケは同じものではありません。

こちらでは借り換えとリスケの違いを明らかにしていきます。
現状で会社の借金に悩んでおり、借り換えとリスケのどちらを選択しようか迷っている方は必見です。

まずは借り換えとリスケの役割を確認しよう

なぜ借り換えを利用するのでしょうか?
なぜリスケを利用するのでしょうか?

双方の役割を把握することで、少しずつ違いが理解できますよ。

・借り換えの役割とは?

基本的には月々の返済額、及び返済総額を減らすために行われるものです。
借り換え先は、現状よりも金利が低いところとなります。金利が下がることになるので、返済総額に大きな影響がでてくることも、

さらに月々の返済額も金利分の返済が減るので、当然下がる可能性が大!

ちなみに借り換えの一種としておまとめローンもあります。基本的には同じ役割があるのですが、借り換えローンは1社からの借り入れにも対応しています。しかしおまとめローンはローンの一括化を行うものなので、基本的に多重債務状態に陥っている会社が利用するものです。

・リスケの役割とは?

実はリスケも月々の返済額、及び返済総額を減らすために行われるものです。
しかしそのための方法が異なってくるのです。

リスケは借り換えとは異なり、借入先の変更はしません。現状で借り入れを行っている金融機関を利用したままとなります。そのうえで月々の返済額を減らすことに。

さらに借り換えとは異なり、返済総額を減らすような作用はありません。
リスケは基本的に一定期間の返済を待ってもらうことになります。要は返済額が減るのは一時的ということ。一定期間すぎると再び返済が始まります。

リスケについては返済期間が伸びるので、かえって返済総額は長くなります。しかし返済を待ってもらっている間に経営改善をして返済できるようにする、ということが目的なのです。

借り換えとリスケの効果の違いをチェックしてみよう

借り換えの効果は、

 月々の返済額の減少
 返済総額の減少

の2つとなっています。

リスケの効果は、

 一定期間返済がストップする(利息のみの返済)

の一つとなっています。

効果については似通っていることは確かですが、若干の違いもあります。
借り換えについては利息が減少するので、短期的に見ると効果は少ない。だけど長期的に見ても大きな変化が現れることに。

金利が下がることで、金利の支払額が減少します。毎月の返済額にも若干の影響を与えます。

リスケについては、返済を6ヶ月から1年程度待ってもらうことになるので、その期間については資金繰りが大幅に改善する可能性があります。しかしその後は通常の返済となるので、効果は一時的。

要は借り換えの効果は短期間で見ると小さいけれど、長く継続していくことになります。
リスケの効果が短期間で見ると大きいけれど、長期的に見ると効果は小さい、となるのです。

借り換えとリスケの違い!融資元が異なる

借り換えとリスケですが、双方ともに借金があるからこそ利用できるものとなっています。
しかしその融資元が異なっていることは理解しておかなければなりません。

借り換えに関しては基本的に金利が高いノンバンクを対象としています。ノンバンクからの借金がある会社が利用するものとなっているのです。

一方でリスケに関しては、銀行が関わっています。
そもそもリスケに関しては一定期間返済を据え置いてもらいます。なぜそのようなことができるかというと、金利が低いからです。据置期間も金利分は返済しなければなりません。

金利が高いノンバンクでリスケをしても負担が増えるばかり。しかし銀行であれば金利が低いのでリスケを行うメリットがあるわけです、

ファクタリング 2019.03.19

なぜ選ばれるのか?リスケのメリット3つ!

リスケはなぜ資金繰りの苦しい会社に選択されているのでしょうか?
実は素晴らしいメリットがあるのです。
何もメリットがなければ選ばれるはずはありません。

では実際にどのような効果効能があるのでしょうか?
広くは知られていませんよね。

こちらではリスケにはどのようなメリットが有るのかを詳しくお伝えします。より詳しく内容を知ってから利用するかを決めたい、というかたは必見です。

リスケのメリットその1|倒産の確率を下げられる

そもそもなぜリスケをしようと思ったのでしょうか?
現状のままでは返済ができないからではありませんか?

当初の予定通りに返済を続けてしまえば、いずれは会社の資金が底をつき倒産してしまう可能性も出てくるでしょう。しかしリスケによって返済計画を買えることで、月々の返済額にも変化が現れます。要は倒産する確率を下げられることに。

特に倒産確率を下げられる効果が高いのがリスケであることも理解しなければなりません。

倒産というのはそもそも会社に現金がなくなることでおきますよね。
たとえばどんなに赤字を出そうといも、会社に豊富な資金があれば大きな問題はありません。その現金で赤字に対応できるからです。

逆に経営が好調であったとしても会社に現金がなくなれば支払いはできません。黒字倒産といった言葉もありますが、業績が好調でも倒産してしまうのが企業経営の恐ろしいところです。

ではリスケをチェックしてみましょう。
リスケを行うと、返済計画が変更されるので基本的に月々の返済額が減ります。月に10万円や20万円、中には100万円単位で下がるケースもありますよね。

要はそれだけ会社に資金が残ることになります。会社に現金が増えるので、結果的に倒産する確率が抑制されることに。

リスケのメリットその2|返済を一時停止してもらえる

リスケのスタンダードな条件変更をまずはお伝えします。

 一定期間は利息の返済のみ
 その一定期間とは半年から1年程度

例えば今後1年間は利息の返済だけでOKというような形になります。
元本の返済が一時停止になるので、返済をほとんど気にせずに経営していくことが可能に。

利息に関しては返済しなければならず、結果的には当初の計画よりも返済総額は高まってしまいます。しかし現状の資金繰りには対処できるわけです。

「返済総額が増えるのなら利用したくない!」
「返済額が増えるのなら融資で対応しようかな」

たしかにリスケをしたのに返済総額が増えてしまっては意味がないと考える方もいるでしょう。しかしそもそもリスケ対象の銀行融資は金利が低いのです。

ノンバンクであれば年10.0%から18.0%も金利を取られてしまいます。金利分の返済でもかなりの額になりますよね。

しかし銀行は年1%や2%で融資してくれることもあります。ほとんどのケースで年5%以下となっているので、爆発的に返済総額が増えるわけではありません。あまり心配しないでOKです。

リスケのメリットその3|銀行に受け入れてもらいやすい

要はリスケの審査に通過しやすい、といった特徴があります。

銀行側の立場になって考えてみるとわかりやすいですよ。

銀行としては貸したお金がしっかりと返ってこなければ困ります。仮にリスケを受け入れなければ、倒産をされてしまうかもしれません。倒産をされてしまえば回収が極めて困難になるのです。

さらにもう一つ考えるべきなのが金利です。
リスケを行うと基本的に当初の予定よりも返済期間が伸びることになります。のびた期間分の金利が回収できることになりますよね。要はリスケを行うと銀行側の利益が増える、ということにも繋がります。

リスケをした上で倒産されてしまうのは痛手ですが、きちんと回収されれば利益がアップするので、回収の見込みがあるのであれば銀行側も積極的に受け入れるのです。

ファクタリング 2019.03.19

事業資金を不動産担保ローンで調達できるのか?

事業資金を融資で賄おうとするケースですが、審査で落ちてしまう、ということもありますよね。中には複数の業者に申し込みを行っても、全てで否決されてしまうようなことも。

そこでもう少し借りやすい方法を考えるわけです。
一般的な融資よりも担保型の融資の方が借りやすい、といった印象がありますよね。
法人向け融資ではなく、個人向け融資でも基本的に不動産などの担保型融資のほうが審査の突破率は高いのです。

そこで気になってきてしまうのが、事業資金のために不動産担保ローンを利用できるのか、という部分。
不動産担保ローンというと住宅ローンを思い浮かべる方が多いですよね。「個人向け融資」といった印象が強いのです。

こちらでは事業資金を調達するために不動産担保ローンを利用できるのか、ということについてお伝えします。

法人向けの不動産担保ローンであれば事業資金としての借り入れもOK!

事業資金の調達のためであったとしても不動産担保ローンは利用できるので安心してください。しかしすべての不動産担保ローンが事業資金としての借り入れができるわけではありませんよ。

 法人や個人事業主向けの不動産担保ローン
 個人向けの不動産担保ローン

不動産担保ローンについては2つのタイプが有るのです。よって必ず法人や個人事業主向けの不動産担保ローンを選択してください。

仮に個人向けの不動産担保ローンを事業資金目的で利用すると規約違反になってしまう可能性があります。規約違反が発生すると、社会的信用を失ってしまうこともあるので絶対にダメですよ。

・個人向け不動産担保ローンを事業資金目的で利用したらどうなるのか?

まずは契約を解除されることになります。

「契約を解除されるだけなら問題なし」なんて思っていませんか?
契約を解除されるということは、一括返済を求められることになります。

一括返済を求められて返済できるでしょうか?不動産担保ローンということは数千万円や数億円の借り入れになっていることもありますよね。ほとんどのケースでは一括返済ができないもの。

返済ができなければどうなるでしょうか?
担保である不動産を失ってしまうことになります。返済ができないわけですからね。当然といえば当然です。

さらに不動産担保ローンを利用しているのが銀行である場合には、その銀行との取引ができなくなってしまう可能性も。今後の借り入れも当然拒否されてしまいます。

事業資金目的で不動産担保ローンを利用するのであれば、必ず法人・個人事業主のものに申し込んでくださいね。

そもそもどんなケースで事業資金のために不動産担保ローンを利用するの?

・起業するための資金として利用するケース

企業資金を調達する、というのは極めて難しいです。
例えばノンバンクのビジネスローンであるとか銀行の企業向けローンは創業資金に対応していません。業歴というものが審査に大きく関わってくるのです。

一般的に銀行やノンバンクの融資は決算書類の提出が求められます。1期分だけではなく2期分求められることもあるんですよ。そもそも創業資金がほしい、という方は決算書類を提出できませんよね。決算期もきていないわけですから。

しかし不動産担保ローンであれば決算書類なしでも借入可能です。担保自体が信用になるからです。金融業者としてもリスクが低くなるので審査難易度は当然下がりますよ。

・無担保型ビジネスローンの借入を断られてしまったケース

無担保型の融資は、業歴だけではなく業績なども大きく審査に関わります。赤字になっていたりすると、審査落ちになってしまう可能性が高いです。

しかし業績が悪いからこそ資金調達したいですよね。
そこで出番になるのが担保型融資です。

業者側としては現金で回収できなかったとしても担保で回収できます。よって審査難易度は当然下がることに。

無担保型ローンが利用できない時に有担保型のローンを利用する企業は多いですよ。

ファクタリング 2019.03.17

リスケのデメリット期限と精神的な問題あり

リスケのデメリットとして心理的なものもあります。
心理的なものなので人によってはそれほど大きなデメリットとは思わないかもしれません。しかし多くの方が負担を感じていることも事実。

もう一点リスケには期限というデメリットも存在しています。時間に迫られる恐怖、というものも考えておかなければなりません。

こちらではリスケのデメリットである期限と精神的な部分についてお伝えしますね。

リスケのデメリット~期限に迫られる~

リスケは無期限ではありません。
銀行側としても回収のめどを立てたいので、それほど長くは返済を待ってもらえないのが現実なのです。

リスケの平均的な期間は「半年から1年程度」となっています。

もちろん1年以上にすることも可能ですよ。その場合は更新依頼を出して審査を再度受けなければなりません。受け入れてもらえる可能性が最初のリスケよりも低くなってしまうので、継続的にずっとリスケを続けるのは不可能です。

リスケの平均的な期間である半年から1年以内に経営改善を実行しなければなりません。コストを大きく削減したり、売上計画を大幅に見直したり、というような大改造をしていなかければならないこともあるのです。

どんなに素晴らしい経営改善計画であったとしても、必ずしも成功するわけではありませんよね。予定通りに行かないこともあるでしょう。失敗に終わってしまうかもしれません。

うまく行かなかったとしても時間は過ぎていきます。期限に迫られるような感覚の中で経営改善を図らなければならない、というものはつらいですよ。

・リスケの更新ができない場合はどうなるのか?

リスケの更新が拒否され、元本の返済が開始されて結果として支払いが滞ってしまうと銀行は債権をサービサー(債権回収会社)に売却します。よって返済条件の交渉相手が銀行ではなくサービサーとなってしまうのです。

もちろんサービサーは悪徳企業ではありません。闇金でもないので交渉はできるのですが、彼らもビジネスで回収をしています。

返済能力がない、と判断されてしまえば、即座に一括返済などを求めてきて財産(資産)などから回収しようとしてくるのです。
交渉できないわけではありませんが、サービサーに債権が譲渡される前に対応するのがベストです。

リスケのデメリット~経営者に心理的な負担あり~

リスケは基本的に利用者側のみにメリットがあるもの、と考えて間違いありません。
もちろん銀行側も返済期間が伸びれば利息も多く回収できます。しかしその分リスクを背負うことなので、なるべくリスケはやりたくないのが本音。

リスケをお願いするということは、銀行側や融資担当者にお願いをする事になります。そもそも当初の契約通りの返済ができなくなったわけですからね。頭を下げて回るようなことも必要になるのです。

特に迷惑をかけてしまうのは銀行の融資担当者です。
自分の会社のことを信頼して融資の判断をしてくれたのに、その信頼を裏切ってしまうことになるのですから。

融資担当者も銀行側からお叱りを受けることになります。現実として計画通りに返済できなかった会社に融資の決断を下してしまったからです。

銀行に対してや融資担当者に対する申し訳なさ、といった心理的な負担以外にも精神的につらいものがリスケにはあります。

リスケをしたことが取引先にも伝わるのではないか、といった恐怖感です。
基本的にはリスケしたことを銀行が他の会社に伝えることはありません。実は自社の社員が情報を漏らしてしまうことがあるのです。

取引先に情報が流出すると信頼を失うきっかけになります。取引停止にされる恐れもあり。経営再建が遠のいてしまうことも・・・。

銀行に対してだけではなく自社の社員にもリスケ後は気を配っていなかければなりません。

ファクタリング 2019.03.09

.不動産担保ローンによる資金調達のデメリットとは?

比較的簡単に事業資金を調達できるのが不動産担保ローンです。しかも不動産の価値は高いので、高額の資金調達にも向いています。

だからといって気軽に利用できないのも不動産担保ローンの大きな特徴の一つ。実はデメリットがいくつかあるのです。

こちらでは不動産担保ローンによる事業資金調達のデメリットについて徹底解説します。

不動産担保ローンのデメリットその1|不動産がなければ利用できない

当たり前のことですが、不動産担保ローンは不動産が必須条件となっています。

不動産は

 土地
 建物

のことを指しており、それらを所有していることが不動産担保ローンを利用する最低条件です。

さらにその不動産が売れることができることも条件となっています。不動産を持っていたとしても絶対に売れないものもありますよね。価値が著しく低くて買い手がつかない、というものもあります。

例えば立地条件が悪いような不動産です。最寄り駅から歩いて1時間かかるとか、山の中にあるような不動産です。

不動産担保ローンに対応している業者の中には、「首都圏」のものに限定していることもありますよ。地方の不動産では担保に入れられないこともあるので要注意です。

不動産担保ローンのデメリットその2|不動産の価値によって金額が決まる

不動産担保ローンはいくらでも融資してもらえるわけではありません。
不動産担保ローンがどういったものであるかを理解すればそのメカニズムが分かりますよ。

不動産担保ローンは、不動産を担保に入れることになります。そしてその担保の価値から一定額を割り引いて貸し出し金額を決めるのです。

例えばあなたが1億円借りたかったとしても、不動産に1億円の価値がない、と判断されてしまえば借り入れは難しいことに。

借りたい金額よりも不動作の価値が上回っているのであればまだ可能性はありますが、必ずしも希望している金額を借り入れできるわけではないのです。

不動産の価値ですが、基本的には地下で判断されます。
例えば坪単価が20万円であるとします。1,000坪あれば2,000万円の価値の不動産、となります。

しかし2,000万円が融資されるわけではありません。そこから売却想定価格をかけることになります。例えば70%であった場合には、2,000万円×70%となるので、1,400万円が借り入れできる、となるわけです。

売却想定価格は金融業者ごとに設定されているので統一されているわけではありません。

不動産担保ローンのデメリットその3|金利が高いことも

不動産担保ローンは金利が低いような印象も強いでしょう。住宅ローンの印象が強いですからね。
たしかに銀行の行っている企業向けの不動産担保ローンの金利は有利です。年2.0%から3.0%程度で貸し出しに応じてくれることもありますよ。

しかしノンバンクの不動産担保系のビジネスローンであると、年10.0%程度の金利になることもあるのです。無担保のビジネスローンよりも有利であることは確かですが、それでも思ったよりも有利ではない、と感じてしまうのではありませんか?

不動産担保ローンはリスクが高いです。そのリスクに見合った金利になっていない、とのデメリットも覚えておきましょう。

不動産担保ローンのデメリットその4|コストがかかる

不動産担保ローンは金利だけがコストではありません。
金利以外にも様々なコストが発生するので、結果として高くついてしまうことも。

 印紙代・・・実費
 登記関連の費用
 事務手数料

印紙代金については、実費の発生となるのでそれほど高額ではありません。
しかし登記関連の費用であるとか事務手数料は高額になる可能性もあります。

金利以外にも数十万円から100万円単位のコストが発生する恐れもあるので注意してくださいね。

ファクタリング 2019.03.08

借り換えによる資金調達のデメリット2つ!

融資の返済ができなくなってしまわないうちに行っておきたいのが借り換えです。
金利の負担を軽減したり、返済期間を長くして月々の返済額を減らしたりすることが可能です。

しかし借り換えといえども万能ではありません。
うまく利用しなければ失敗してしまうことも・・・。

今回は借り換えによる資金調達のデメリットを徹底解説します。
デメリットについてお伝えしますが、借り換えを低評価しているわけではありません。

どんな資金調達にもマイナス面はあります。
マイナス面を知ることでうまく活用できるようになることもあるのです。

では借り換えにはどんな問題があるのでしょうか?

デメリットその1|銀行からの印象が悪くなる

融資元の印象が圧倒的に悪くなってしまいます。
そもそも銀行としては、計画通りに返済してもらわなければ困ります。

どういうことかと言うと、銀行はお金を貸して金利という利益を得たいと思っているのです。前もって返済期間は決まっていますよね。その返済期間中は利益が得られると想定しています。

しかし借り換えをされてしまったらどうなるでしょうか?
一括返済をされることになるので、今後の利益が得られなくなってしまいます。

さらに各銀行の支店では融資目標というものが設定されています。店舗ごとに「〇〇億円」などといった貸し出し目標額が設定され、それを達成できるように計算して貸し出しています。

しかし一括返済されてしまえば、その貸し出し目標額を下回ってしまうことになるかもしれません。本社からお叱りを受ける可能性も。

結果として、借り換えは取引銀行を困らせる行為になってしまうのです。
もちろん単に借り入れを行っただけで今後取引をする予定のない銀行であれば、借り換えしても大きな問題はないでしょう。

しかし今後も継続して取引をしておいきたい、ということであれば問題が発生する可能性が高いです。
悪い印象を与えてしまうと、今後その金融機関からは借り入れができなくなる可能性もありますよ。

デメリットその2|諸経費が発生する

確かに借り換えを行えば金利は低くなるかもしれません。
1.0%でも金利が低くなれば嬉しい、という経営者の方もいるかも知れませんね。

しかし待ってください!
実は借り換えには一定のコストがかかるって知っていましたか?
コストがどれだけかかるかによっては、ちょっとした金利の引き下げでは返って損することも考えられるのです。

では借り換え時にはどのような諸経費が発生するのでしょうか?

 繰り上げ返済手数料
 事務手数料
 保証料
 印紙代
 登記費用

繰り上げ返済手数料は融資元に対して支払うものです。

前記したように金融機関としては途中で一括返済されるのには一定のダメージがあります。そこで繰り上げ返済手数料を発生させるところも。無利上げ返済手数料だけで数万円発生することもありますよ。

印紙代については実費になるので、それほど高額になるわけではありません。金額にもよりますが、高くても数万円程度です。

<印紙代について>
 借入金額が500万円から1,000万円以下のケース・・・印紙代金:10,000円
 借入金額が1,000万円から5,000万円以下のケース・・・印紙代金:20,000円
 借入金額が5,000万円から1億円のケース・・・印紙代金:60,000円
 借入金額が1億円から5億円のケース・・・印紙代金:100,000円

※国税庁のホームページより抜粋(https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/inshi/7140.htm)

また担保がある場合には別途登記費用が発生するので注意してください。
実は登記費用がかなり厄介です。登記報酬がかなりかかってしまうことがあるので、借り換え前に確認しておくことをおすすめします。

ファクタリング 2019.03.08

不動産担保ローンによる資金調達の注意点3つ!

不動産担保ローンの資金調達を前向きに考えている企業の経営者の方も多いのではありませんか?担保に入れられる不動産を持っている方であれば、不動産担保ローンの利用は選択肢の一つに入ってきます。

しかし不動産担保ローンには問題があることも事実。
諸手を挙げておすすめすることはできません。

利用するにしても注意点の一つや二つは把握した上でなければ、のちのち大きな問題に発展してしまうかもしれないのです。

では不動産担保ローンには実際にどのような注意点があるのでしょうか?

不動産担保ローンの注意点1つ目|即日融資は厳しい

すべての不動産担保ローン業者が対応していない、とは言い切れません。
しかし実質的に不動産担保ローンで即日融資を受けるのは難しいのです。

無担保のビジネスローンであるとかファクタリングであれば、最短即日対応が可能ですよね。当日中にどうしても現金が必要、という会社でも対応してもらえるわけ。
しかし不動産担保ローンについては、最短即日融資は現実的に不可能に近いのです。

・なぜ不動産担保ローンは即日融資に対応しにくいのか?

審査に時間がかかってしまうからです。

企業向け融資の場合は、まずは企業の情報を調べます。業歴であるとか業績などをチェックして返済能力がありそうかを確かめるのです。
さらに経営者本人の個人信用情報もチェックします。信頼できる経営者であるかを確かめるのです。

以上の2つの審査で通常の企業向け融資は終了です。

しかし不動産担保ローンの時は、その二つの審査に加えて不動産の審査も行わなければなりません。担保の価値が分からなければ、融資できるかもわからないからです。

まずはその不動産を本当に所有しているかを書類でチェックします。その上で不動産の価値を算定しなければなりません。周辺の地価を調べて、適切な価格を割り出すのです。

不動産担保ローンは審査に1週間から2週間程度かかることも少なくありません。業者によっては1カ月以上かけてくることもあります。

早急な資金繰りの悪化には不動産担保ローンでは対応できませんよ。

不動産担保ローンの注意点2つ目|不動産のすべてが担保として認められるわけではない

あくまで価値がある不動産でなければ担保に入れられないのです。

例えばどのような不動産であると売却できないのでしょうか?

 離島の不動産
 崖地の不動産
 地方の山林など

担保として利用できるのは、あくまで買い手が付きそうなものに限定されます。買い手がつかなければ、もしものときに回収できなくなってしまいます。結果として売り叩くことになり、やはり損失を背負ったままの状態になってしまうわけ。

そこで把握しておいてほしいのが、どのような不動産であれば担保として利用しやすいのか、という部分です。

 東京都の不動産
 首都圏の不動産
 地方都市であっても中心部の不動産

地方のど田舎の土地を持っていたとしても不動産担保として認められるわけではありません。業者によっては担保に入れられる不動産の地域を限定しているところもあるほどです。

不動産担保ローンの注意点3つ目|銀行は対応していないケース多し

法人向けの不動産担保ローンはノンバンクがメインです。
多くの銀行は取扱していません。

よって金利という部分ではあまりお得にならないことが多いのです。たしかにノンバンクの無担保型ローンよりはお得になりますが、あくまでノンバンクの金利です。

不動産担保ローンであったとしても年利で10.0%前後に設定されることもあり、思ったよりもお得ではありません。

ちなみに銀行は個人向けの不動産担保ローンではあれば取り扱っています。法人向けはリスクが高いと判断して撤退しているケースが多いです。

ファクタリング 2019.03.06

実践しよう!リスケを成功させるコツ

資金繰りが悪化したときに採用されるリスケは、一種の資金調達と言ってもよいものです。返済を待ってもらえるので、実質的に会社に一定の資金が残ることになるからです。

しかしリスケをするにも金融機関の審査を突破しなければなりません。審査落ちになってしまえば、リスケをしたくてもできないのです。

では、どうすれば審査を突破できるのでしょうか?

こちらでは確実にリスケを行う方法について徹底解説しますね。

大前提!滞納が起こる前に申し込むこと!

実際に滞納してからリスケに申し込む方がすくなくありません。
返済が遅れる前に相談をする、ということがリスケを行う上では大前提です。

そもそも会社の状況をしっかりと把握していれば、資金繰りが悪くなることは事前にわかるわけですよね。それなのに相談が遅れるということは、自社の資金繰りを理解していない、ということになってしまいます。大きなマイナスの印象を与えてしまうことになるので気をつけてください。

そもそもリスケは申し込みを行ってもすぐに行ってもらえるわけではありません。
申し込みから1ヶ月程度かかってしまうのです。

よって実際に返済が遅れそうな1カ月以上前には相談をしておかなければなりませんよ。

リスケができなくなった理由を明確に述べられること

銀行側としては、なぜ当初の返済計画がダメになったのかを知りたいのです。
双方納得して融資をしたわけですよね。毎月の返済金額も理解していたはずです。なのになぜ返済ができなかったのでしょうか?

「売上が思ったほど伸びなかった」
「コストが想定よりも多くかかってしまった」
「新たな設備投資が必要になった」

様々な理由があると思います。
それらの理由を明確にしておきましょう。
説明するたびに内容がコロコロ変わってしまうと印象が悪いので、理由は統一しておくべきです。

新たな返済計画の希望を明確にしておく

リスケは一定期間返済を待ってもらうだけのものです。
返済しなくてOKになるわけではありません。

そこでどれだけの期間返済を待ってもらいたいのかを明らかにしておかなければなりません。そしてその理由も大切になるのです。

例えば1年間返済を待ってほしいとします。

金融機関としては

「なぜ1年間リスケが必要なのか?」
「1年間リスケしたら返済ができる理由は?」

といったことの明確な答えを求めています。

明確に答えるためには、資料も必要になりますよ。
返済計画書と今後の資金繰りの予想などです。それらによって説明できるようにしておかなければなりません。

担保が追加できるようにしておく

リスケは金融機関としてもリスクが高まることになるので、何かしらの安心を得ようとしてきます。
そこで不動産などの担保を新たに求めてくることもあるのです。

例えば土地や建物を金融機関側が求めてくることもあります。
自身の不動産だけではなく、親などの親族の不動産を求めてくることもありますよ。

ただ担保に関してはかなりのリスクを背負うことになるので、拒否してもOKです。そのかわりリスケの審査は厳しくなりますが、担保がなかったとしてもリスケができた例はたくさんありますからね。

あくまで余裕がある場合は受け入れる、といった感じで問題ありません。

・注意!保証人を追加で求められるケースあり

基本的に企業の融資は会社の経営者が保証人になっています。
リスケ時にはさらに奥さんなどの第三者保証人を求めてくることがあるのです。

しかし第三者保証人に関してはリスクが高いので拒否したほうが良いでしょう。仮に倒産してしまうと、その方にも迷惑をかけてしまうからです。

交渉のコツ

ちょっとした交渉術も覚えておくと便利です。
交渉をする時には、最初に希望を伝えておくと有利にたてます。

その希望が一つの基準になって交渉を進められますから。

あなたが「1年間金利だけの返済にして欲しい」と言えば、「1年間」がベースとなって交渉が始まります。

ただ「5年」や「10年」などといった実現不可能な希望はダメですよ。
呆れられて、リスケが受け入れてもらえなくなってしまします。

ファクタリング 2019.03.04

借り換えによる資金調達のメリット3つ!

資金調達の方法としては極めて珍しいかもしれませんが、借り換えも立派な資金調達です。
借り換えを行うことで、会社の資金を結果として増やすことになります。月々で見ると微々たるものかもしれませんが、長い目でみると大きな違いになることもあるんですよ。

こちらでは借り換えによる資金調達のメリットを徹底解説します。
一体どのようなメリットが有るのでしょうか。

メリットが分かれば、なぜ多くの企業は借り換えを検討しているのかも分かりますよ。

返済条件が変更できる!

返済期間の変更が可能です。
例えば5年の返済期間で借り入れていたとしましょう。しかし借り換え先とは新たに契約を結ぶことになります。よって返済期間を新たに設定できることに。

借り換え先が認めてくれれば5年であったものを10年にしたり15年にしたりすることも可能です。

ただし返済期間の変更に関してはある程度シミュレーションを行っておきましょう。
そもそも返済能力は会社ごとに異なっていますよね。

返済能力がないのに短く設定すれば、返済ができなくなってしまう可能性が高まります。
一方で返済能力があるにもかかわらず返済期間を長くしてしまえば、かえって返済総額がかさんでしまうことに。

自社の返済能力がどれくらいあるのかをシミュレーションし、その上で適切な返済期間を設定してください。難しく感じることもあるとは思いますが、今後の会社の経営がかかっています。

もしも不安であれば、借り換え先などにも返済期間の設定を手助けしてもらいましょう。相手は専門家なので、適切な返済期間の設定ノウハウも知っていますよ。

金利が低くなる!

 月々の返済金額が少なくなる
 返済総額が少なくなる

借り換えの目的は何でしょうか?
ほとんどの会社が、金利の低下を狙っていますよね。

そもそも金利が下がらなければ借り換えをする意味もない、といっても過言ではありません。金利が下がるからこそ借り換えを利用するのです。

そこでチェックすべきは、借り換え後にどのくらい金利が下がるのか、という部分です。
実は1.0%から2.0%の低下程度では、結果的にお得にならない可能性もあるんですよ。

借り換えをする時には、繰り上げ返済手数料や登記費用などがかかってしまう可能性もあります。それらのコストが数万円になることもあり、結果的に借り換えをして損になる、といったことになることも・・・。

できれば金利が4%から5%はお得になるような借り換え先を選ぶようにしましょう。難しいと思ってしまうかもしれませんが、借り換え専用のローンを行っているところであれば事業者向けであったとしても低金利にしてくれることが多いです。

複数の借金をまとめられる

借り換えローンですが、何も1社のローンしか借り換えられないわけではありません。
複数の業者から借り入れを行っている場合には、複数の借金を一つにまとめることも可能です。

複数の業者から借金をしていると、月に何回も返済日がやってきてしまいますよね。経営者として月に何度も振込の対応をするのは面倒です。
しかし借り換えローンでまとめてしまえば、返済日を統一することもできるわけ。

会社の場合は得のお金の出入りに関しては手続きも多くなります。
経理の業務も増えてしまいますよね。しかし借り換えローンで複数の借金をまとめられれば経理の業務も少なくなります。

デメリットもあるので注意すること

借り換えによる資金調達はメリットだけがあるわけではありません。
デメリットもあるので、何も考えずに利用しないでください。

そもそも借り換えするにも審査を受けなければなりません。
借り換えによる資金調達ができなかった場合には、比較的資金調達しやすいファクタリングを選択するのもおすすめです。

ファクタリング 2019.03.02

リスケの流れをまとめてみた

融資の返済ができなくなることが予見できた場合に、リスケという方法があります。返済条件を変更することをリスケとよんでおり、一定期間返済を待ってもらえる、といったメリットがあるのです。

ただし多くの経営者はリスケを経験したことはないでしょう。
もちろん経験しないに越したことはありません。

しかしあらかじめ知識としてだけでもリスケの流れを理解しておくのがおすすめです。実際に滞納してからではリスケの申し込みは遅いのです。

前もって流れを把握しておき、その上で余裕を持って申し込むことが肝心。

こちらではリスケの流れを徹底解説します。

1.金融期間の担当者に訪問の連絡を入れること

いきなり銀行を訪れて「リスケをしてくれ」というのは、あまり良いことではありません。ちょっとした立ち話で済ませられるものでもないのです。

さらにあなたの会社の担当者が対応することでもあるので、まえもって連絡を入れておかなければなりません。

ちなみに電話だけでリスケのお願いをしても受け入れてはもらえませんよ。基本的に面談をした上でリスケを受け入れるかを金融機関は決定するのです。

2.約束した日時に金融機関に訪れる

手ぶらで金融機関に訪れるのはNGです。

まずは経緯書とも呼ばれている「返済条件変更依頼書」を事前に作成しておきましょう。そちらの書類を持参し金融機関の担当者に渡します。

その書類を見てもらい、会社の現状を伝えましょう。

「今のままで返済していったらどうなるのか?」
「なぜリスケが必要になったのか?」

以上のことくらいは明確に伝えておかなければなりません。

まだこれだけでは終わりではありません。再度、必要な書類を提出することになります。

3.必要書類を作成する

 金融機関取引一覧表
 経営改善計画書
 今後の返済計画
 リスケをしなかった場合の資金繰り表
 リスケをした場合の資金繰り表

以上の書類を準備してください。
ひとつずつ簡単ではありますが説明していきますね。

・金融機関取引一覧表について

現在の借入状況などを明らかにした書類です。

 金額
 元金
 期間
 利率
 担保の有無
 保証の有無

以上の情報を金融機関ごとにまとめてください。

・経営改善計画書について

経営上記ようが悪くなったからこそリスケをしますよね。
よって現状を変えていかなければなりません。そのための計画書を作成して提出するのです。

まずは現状分析を行ってください。
そしてどのような改善を実施し、どれだけの効果があると考えられるのかを明らかにします。

実際の貸借対照表と損益計算書、さらには計画を実施した場合の予想の貸借対照表と損益計算書も提出することになりますよ。

・今後の返済計画について

どれだけの期間をリスケしてもらうのかを決定します。
その理由について返済計画で説明しなければなりません。

・資金繰り表について

2つのタイプの資金繰り表を提出します。
リスケをしないままの資金繰り表とリスケをした場合の資金繰り表です。

リスケをしないとどうなるのか、リスケをしたらどうなるのかを明らかにする書類です。

4.書類を提出し説明をおこなう

揃えた書類を金融機関側に提出します。
その時には説明を必ず求められるので、スラスラと答えられるようにしておきましょう。

書類の内容にも注意しなければなりません。客観性にかけた書類であると、その点を突っ込まれてしまい、「見通しが甘い」との低い評価をされてしまいます。

売上が急激にアップするような願望だけの書類は提出しないでくださいね。

5.審査が実施される

書類が集まって面談も終わったら、いよいよ審査の実施となります。

審査に関しては2週間から1ヶ月程度かかることもあります。それなりの時間がかかるので、余裕を持って申し込みを行わなければならないのです。

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