手形担保融資 2019.01.07

手形割引業者の選び方とは

手形割引を利用するにも、その前に必ず行わなければならないことがあります。それは業者選びです。

 

どの業者を利用しても結果が同じであれば選ぶ必要はないかもしれません。しかし業者一つ一つ内容が大きく異なっているわけです。

 

業者選びとなると、やはり手数料率で選びたくなりますよね。もちろん手数料率で選ぶのは誤りではありません。しかし注意しなければならないこともあるので詳しくお伝えします。

 

他にも対応可能額であるとか口コミなどから判断する方法も解説しますね。

 

 

手数料から手形割引業者を選ぶときの注意点

 

・手数料の表示方法に注意すること

 

A社「手数料率・・・1.0%から15.0%」

B社「手数料率・・・5.0%から10.0%」

 

上記の2つの業者があるとして、どちらのほうが有利に思うでしょうか?

最低手数料率が低いA社のほうに魅力を感じてしまう方もいるかも知れませんね。しかしA社のほうは最高手数料率が高いのでおすすめできません。

 

そもそも業者は少しでも高い手数料率を設定したいと思っています。まずは最高手数料率で業者比較を行いましょう。

 

ちなみに最低手数料率については、よほどの条件に合致していないと設定されませんよ。業者側から高評価を受けなければならないのです。

 

特にその業者を初めて利用する、というケースであれば最高手数料率が設定される可能性が高いです。手数料率が下がっていくのは2回目以降の利用なので、その点も理解しておきましょう。

 

・見積もりを出してもらってから判断すること

 

手数料率は審査で決定します。見積もりを受けてからでなければ有利な金利なのか、それとも不利な金利なのかはわかりません。

 

見積もりを受けてからどの業者を利用するか決定しましょう。

 

 

対応可能額から手形割引業者を選ぶ

 

・調達希望額が大事!

 

あなたはどの程度の金額の調達を希望しているでしょうか?

 

仮に2,000万円だとして、ある業者が1,000万円までしか対応していなければ意味がありませんよね。だからこそ業者の対応可能額が大切になってくるのです。

 

手形割引業者によっていくらまで対応できるかは異なっています。

もちろんノンバンクよりも銀行のほうが資金力はあるので高額の対応をしてくれる事実はあります。しかし銀行によっても対応可能額は異なっているのです。

 

特に高額の資金調達を狙っている方であれば、大手を選ぶのがおすすめです。大手であれば資金力も一定以上あり、希望額の調達に対応してもらえる可能性がありますよ。

 

高額の調達を狙っている方であれば、手数料率が低い業者を選ぶ、ということもおすすめです。手数料率が低い業者であれば、手形の満額に近い資金調達ができるわけですからね。

 

 

口コミ評判から手形割引業者を選ぶ

 

・利用者の体験談にも注目すること

 

インターネットには様々な業者の口コミがあります。Q&Aサイトなどを利用して、利用を検討している業者を調査してみるのもおすすめです。

 

ただしネット上の情報には嘘のものも含まれているので注意してくださいね。できれば複数の口コミをチェックして、総合的に判断するのがおすすめです。一つの口コミを信じすぎない、といったことも必要になってくるわけです。

 

 

対応から手形割引業者を選ぶ

 

・対応力に優れた業者であれば安心

 

初めて手形割引を利用するケースであれば、不安に思うこともありますよね。業者側に対していろいろな質問をぶつけるケースもあるでしょう。

 

その時の対応力で業者選びを行うのです。

 

質問にしっかりとスタッフが答えられないようであれば、その業者を利用するのは避けるべきです。スタッフが手形割引に関する知識をしっかりと持っていない、と判断できるからです。

 

スタッフ教育もできない業者を利用するのは不安ですよね。

 

・面談してくれる業者もおすすめ

 

業者のオフィスなどで直接相談できるような環境が整えられている業者を選んで利用することもおすすめです。

 

高額の取引になる可能性もあるので、なるべく面談を取り入れている業者を選びましょう。

 

直接会いたがらない業者は闇金融かもしれませんよ。