借り換えローンとおまとめローンの違いってなんだ!?
借り換えローンとおまとめローンを同じものだと思っている方も多いでしょう。確かに機能的には似通っているのですが、全く同じものではありません。
借り換えローンとおまとめローンのどちらを利用しようか迷っている経営者の方もいるのではありませんか?
まずは違いをしっかりと理解しましょう。
そうすればどちらを選んだら良いのかが見えてきます。
借り換えローンとおまとめローンの違い|目的が異なることあり
借り換えローンは金利が低いローンへの切り替えが目的です。
おまとめローンも実質的に金利が低いローンへの切り替えを行う、というところでは一緒です。
しかしおまとめローンについてはもう一つの目的があります。それは複数の債務の一括化す。
例えば3件の借金を1つの業者にまとめてしまうわけ。
おまとめローンは返済の作業を簡略化する、といった目的があるわけです。
ただし借り換えローンも実質的に1つにローンをまとめることもあります。よって完全なる違い、というのはありません。ただし厳密に言うと若干違う部分もある、ということになります。
たとえば1件のローンを他の業者に乗り換えるとします。この場合はおまとめローンとはいいません。借り換えローンのほうが適切ですよね。おまとめローンは、複数のローンを一括化することに利用されるわけです。少なくても2件以上のローンをまとめるために利用されなければ、おまとめローンとは呼べません。
借り換えローンとおまとめローンの違い|対応している業者が異なる可能性あり
借り換えローンは、基本的に銀行であるとか日本政策金融公庫、さらには信用保証協会などが対応しています。
借り換えローンの目的は金利を低くすることにあるので、たとえばノンバンクで借り入れを行っている場合であれば金利が低い銀行に乗り換えます。
銀行で借り入れていたのであれば、さらに金利が低い日本政策金融公庫などを利用するのです。
いっぽうでおまとめローンは少し異なってきます。
おまとめローンはノンバンクが中心となっておこなっており、銀行でも一部では対応していますが日本政策金融公庫では行っていません。
ノンバンクで借り入れをおこなっている方がおまとめローンを利用する場合には、さらに金利が低いノンバンクでまとめるか銀行でまとめることになります。すでに銀行で借り入れを行っている場合は、銀行から銀行への乗り換えとなるのであまりお得にはならないので、利用しないケースが多くなっています。
おまとめローンには注意すべきことあり
契約途中でおまとめローンの利用停止、といった処分がされてしまうことがあります。
おまとめローンは複数の借金を一本化することを指しています。金利などが低くなることにより、債務を減らせるのですがその後にちょっとした成約があります。
実はおまとめローン利用後は新たなローンに一時的に申し込みができなくなることがあるのです。これは業者によっても対応が分かれるところですが、新しいローンを契約されてしまうとおまとめを受け入れた側としては当然リスクがアップしてしまいます。そこでおまとめローンの利用停止、といった処分を規約に明記しているとところも少なくありません。
仮に利用規約に抵触してしまうようなことがあると、返済途中であったとしても完済を求められてしまします。一括返済なんてしようと思ってもできるものではありませんよね。
おまとめローンの利用中に他の業者のローンを利用したばかりに、破産してしまった、なんてことになったら後悔して遅いです。必ず利用規約はチェックする癖をつけましょう。
おまとめローンと借り換えローンと総量規制の関係性
おまとめローンと総量規制・・・対象外
借り換えローンと総量規制・・・対象外
どちらも総量規制の対象外です。
年収の3分の1以上の借金でも利用できるので、高額の借り換えやおまとめも可能ですよ。