ファクタリング 2019.02.19

不動産担保ローンによる資金調達のメリットとは?

一般的な事業資金融資を利用するよりも比較的審査難易度が低いとされているのが不動産担保ローンです。業績と言うよりは不動産の価値が重要視されるので、担保の内容によっては比較的簡単に融資が受けられる、とのメリットがあります。

では実際に不動産担保ローンを利用して資金調達メリットとはどのようなものがあるのでしょうか?
より詳しく不動産担保ローンの利点を把握したい、という方は必見です。

不動産担保ローンのメリットその1|返済期間を長く設定できる

 通常の融資の返済期間・・・1年から5年程度
 不動産担保ローンの返済期間・・・10年から最長35年も可能

一般的な融資による資金調達の場合は、基本的に数年以内に換算しなければなりません。長期間で返済する、といったことには対応してもらえないので返済の負担、というものがどうしても大きくなりがちなのです。

一方で不動産担保ローンに関しては、10年以上の返済も可能です。15年や20年にも対応している業者もあり、中には35年もの長期間の返済を認めてくれるところも。

もちろん不動産担保ローンの場合は高額の借り入れとなることが多いので、返済期間が長くなければ対応できませんよね。数千万円から数億円の借り入れになることもあるのです。

しかし業者側としては、返済期間が長くなればなるほどリスクは高くなるもの。返済中に融資先の企業の業績が悪化して倒産してしまうかもしれません。倒産されてしまえば回収もままなりません。

ではなぜ不動産担保ローンは返済期間を長く設定してもらえるのでしょうか?
それは担保があるからです。

業者側としては返済中に仮に倒産されてしまったとしても、担保によって回収できます。そういったときのための担保なのです。

不動産担保ローンのメリットその2|比較的低金利である

 ノンバンクの一般的なローンの金利・・・年10.0%から18.0%程度
 ノンバンクの不動産担保ローンの金利・・・年数%から10.0%程度

ノンバンクと銀行では金利に大きな開きがあるので、ここはノンバンクの金利を比較してみました。

基本的に担保型ローンのほうが金利は有利に設定されています。無担保ローンを利用するよりも低金利で利用できるので、返済を楽にできる、といったメリットが不動産担保ローンにはあるのです。

しかし不動産担保ローンの金利は企業向け融資としてはそれほど有利とは言えません。

銀行融資であれば無担保であったとしても年1.0%から5.0%程度で貸し付けてくれることはあります。日本政策金融公庫の融資制度であれば、さらに低金利であり年1.0%から3.0%で対応してもらえるのです。

不動産担保ローンお金利が最低というわけではないので、その点は留意しておく必要がありますよ。
あくまで無担保型の融資よりは低金利、ということなのです。

不動産担保ローンのメリットその3|比較的審査難易度が低い

無担保型のローンと比較すると圧倒的に審査は甘くなります。
そもそも不動産担保ローンは、不動産という確実な価値のある担保がついているのです。

金融機関側としては

「倒産しても担保の不動産を売却して回収すればいいや」
「返済が滞ってしまえば不動産を売却して回収しよう」

と考えます。
要は金融機関側としては担保があることによって損失を被る可能性がかなり低くなるわけですね。

では無担保ローンで貸し倒れが起きたら金融機関はどうなるでしょうか?
かりに融資先に破産でもされてしまい、経営者にも自己破産をされてしまえば回収しようがありません。会社や経営者に財産が全くなければ1円も回収できない可能性が・・・。

無担保ローンで1億円の残額があれば1億円が損失となってしまします。

一方で価値が1億5,000万円の不動産担保がある場合には、その担保を売却して回収できます。もちろんいくらで売却できるかは不透明ですが、回収が全くできない、ということはありませんよね。一定額では売れるはずなのでリスクは低い、となるのです。