ビジネスローンとファクタリングを比較その1|コストの違いを調べてみた
資金調達を行う時に真っ先に思い浮かぶのが融資でしょう。ビジネスローンの利用を計画している方も多いのではありませんか?
一方で最近注目されているのがファクタリングですよね。売掛金を活用した資金調達も積極的に行われ始めているのです。
こちらではビジネスローンとファクタリングの比較を実施します。特に多くの方が気にしているコストの違いについてお伝えしますね。ビジネスローンとファクタリングのコストはどちらのほうがオトクなのでしょうか?
コストは単純に比較できない!
一概にどちらのほうがお得、とは言い難いです。
そもそもファクタリングとビジネスローンのコストには大きな違いがあります。
ファクタリングのコスト・・・手数料
ビジネローンのコスト・・・利息
手数料については、1回きりかかってくるものですよね。
5,000円であれば最初に5,000円がかかるだけです。
一方で利息については期間にかかってきます。ローンの返済期間が長くなればなるほど、利息は大きく発生することに。要は手数料と違って、最終的にいくら発生するのかがわからない、といった状況になっているわけです。
単純比較が出来ないからといって、どちらのほうがオトクであるかを明らかにできないわけではありません。
実はビジネスローンの返済期間の長さによって、だいたいどちらの資金調達法のほうが有利であるかがわかるのです。
ビジネスローンの返済期間が長い・・・ファクタリングのコストのほうが有利
ビジネスローンの返済期間が短い・・・ビジネスローンのコストのほうが有利
なぜビジネスローンの返済期間がコストに大きな影響を与えるのでしょうか?
ビジネスローンの返済期間とコストの関係性
ビジネスローンの年利を10%だとします。
たとえば100万円の融資を受けるとして、1年後に一括返済をするとなると、利息は10万円ですよね。2年後に一括返済をするとなると20万円です。
要は返済期間が長くなればなるほど支払う利息金は増える、ということになります。
いっぽうでファクタリングは手数料率が10%であれば、最初にその10%が差し引かれた状態で入金されてきます。そもそもファクタリングは売掛金の売却なので利息といったものがありません。なので利息のようにかかるコストが途中で変化することもないのです。
だからこそビジネスローンの返済期間がコスト比較に大きな影響を与えます。基本的に1年間以内の返済で終わるのであれば、ビジネスローンのほうがコスト的には有利になります。
一方で返済期間が2年以上になってくると、ファクタリングのほうが有利になるケースも増えてきますよ。
コスト比較の前にコストが有利な業者を探そう
ファクタリングのコストとビジネスローンのコストを比較するのも大事かもしれません。
しかし業者によってコストの内容が大きく異なることも忘れてはなりません。
ファクタリングの手数料率は数%で済むこともあれば30%近くになることもあります。
ビジネスローンの利率も年10%から15%程度となっています。
有利なコストで資金調達を行いたいと思うのであれば、まずは複数の業者をリストアップしてください。その上で見積もりを受けてみるのです。手数料率や年利がどれくらいになるのかを確認し、その上で利用する業者を決定しましょう。
ただし時間がないときもあるでしょう。資金のショートまで時間的な猶予がない場合には、公式ホームページなどに掲載されている情報などを参考に比較した上で利用するところを決定するのもおすすめです。
ファクタリングの3社間取引に注目
ファクタリングの場合は2社間取引と3社間取引があります。
手数料に関しては圧倒的に3社間取引のほうが有利に設定されています。ビジネスローンよりも確実に有利です。手数料率は高かったとしても10%程度だからです。
どうしてもコストが低い資金調達を行うたいのであれば、ファクタリングの3社間取引を検討しましょう。