経営者必見!手形割引のメリットとは?
手形割引は企業の資金調達方法として昔からあります。現在も継続して資金調達の方法の一つとされているからには、何かしらのメリットが有るはずですよね。
こちらでは手形割引のメリットについてお伝えします。
- 手数料の安さ
- 審査難易度
- 資金調達までのスピード
- 安心感
以上の4つが手形割引のメリットです。
こちらではそれぞれの項目について詳しくお伝えしていきますね。
手形割引のメリットその1|手数料の安さ
ノンバンクのビジネスローンなどと比較すると有利な手数料に設定されています。
もちろん業者によって手数料について大きな違いがあるので、その点は理解しておかなければありません。
まず銀行の手数料率に関しては1%台から高くても5%弱程度となっています。100万円の受取手形を割引した場合には、95万円から99万円は受け取れる計算になります。
ただし銀行ではなくノンバンク(手形割引業者)を利用するケースもありますよね。そちらについては銀行と比較すると若干手数料率が高く設定されているので注意が必要ですよ。
手形割引業者の手数料率ですが、有利な場合で5%弱の設定となります。しかし高くなると10%を超えてくるので、ノンバンクのビジネスローンと大差ない状態になってしまうケースもあります。
手数料の安さにこだわるのであれば、銀行の手形割引を利用しましょう。
手形割引のメリットその2|審査が比較的甘い
銀行融資であるとかビジネスローンと比較すると、審査については易しいです。
なぜ手形割引の審査は易しいのでしょうか?
その理由は単純です。そもそも手形割引ですが、手形を早期に現金化するものとなっています。その手形の支払人は自分ではありませんよね。取引先の企業が支払うことになるのです。
よって審査対象となってくるのは取引先なので、自社の業績などはそれほど審査に影響を与えません。たとえば赤字が続いていたとしても利用可能です。さらに税金滞納中であったとしても利用できたケースも珍しくありません。
手形の振出人となる企業ですが、大手が多い、という事実もあります。中小の企業が振出人になることは少ないので、信頼できる企業が振出人ということで審査には有利に働くことに。
銀行に融資を断られた経験はありませんか?
ノンバンクに貸し出しを渋られた経験はありませんか?
資金調達がうまく言っていない場合には手形割引の利用を検討しましょう。
手形割引のメリットその3|資金調達までのスピードが早い
最短即日の支払いにも対応してもらえます。
手形ですが、支払期日が3カ月後であるとか6カ月付後である、ということも珍しくありませんよね。
半年後となってしまうと、売上が良かったとしてもその実感はずいぶん先になることに。ひどい場合には1年後にやっと入金になる手形も存在しているほど。
一方で手形割引を利用すると半年後や1年後に入金予定の手形であったとしても、最短即日対応してもらえる可能性があります。すぐに売上が実感できるようになるわけ。
ただし注意しなければならないこともあります。
たとえば入金までの期間が長ければ長いほど、手数料率が高く設定されがちなのです。業者側としても入金が先になってしまうとそれだけリスクが高まることになります。よって手数料率を高めて貸し倒れリスクに備えることになります。
手形割引のメリットその4|業者が信頼できる
ヤミ金のような業者が紛れ込んでいないとは言い切れませんが、ファクタリングよりも業者については安心できます。
手形割引業者に関しては貸金業登録をしてない業者では取り扱えません。ファクタリングであれば、貸金業登録は関係ないので様々な業者が紛れ込んでいるのです。
さらに手形割引には「貸金業法」や「銀行法」による規制もあります。規制を確実にクリアしなければならないため、安心して利用できますよ。