売掛金担保融資を成功させる秘訣とは?
売掛金担保融資の利用を決定した方はいかにして融資をしてもらえるかを考えなければなりません。審査によって融資できるかが決まるので、審査を突破する方法を考えるべきなのです。
何も考えずに審査に申し込んでしまえば失敗に終わってしまうかもしれません。せっかく審査に申し込んだのに審査落ちをしてしまえば、時間の無駄になってしまいます。資金ショートが差し迫っている場合には取り返しがつかなくなることも。
こちらでは売掛金担保融資を成功させるための秘訣についてお教えします。
秘訣と言ってもそれほど難しいことではありません。資金調達について日々考えている方であれば、すでに行っているものもあるでしょう。
売掛金担保融資を成功させる秘訣その1|状況に合わせた業者選びをすること
l 銀行の売掛金担保融資
l ノンバンクの売掛金担保融資
売掛金担保融資を取り扱っている業者は大きく分けると2つのタイプに分かれています。実はどちらを選ぶのかでもだいぶ成功率が変わってきてしまうのです。
銀行とノンバンクでは審査難易度が大きく異なっています。
l 銀行・・・審査難易度が高い
l ノンバンク・・・審査難易度が低い
売掛金担保融資を成功させたいと思うのであれば、ノンバンクを選ぶのがおすすめ、となっています。だからといってノンバンクを手放しでおすすめしているわけではありません。
実は銀行のほうが掛け目は有利に設定されています。ノンバンクは掛け目が不利に設定されているわけ。よって有利な条件で借り入れをおこないたい、という場合には銀行が適しています。
何が言いたいかといえば、審査難易度が高かったとしても審査を突破できる会社であれば銀行を利用すべき、ということです。
たとえば保有している売掛金の質が良いのであれば、銀行を利用しても問題ありません。売掛先の経営状況が良かったり、経営規模が大きい会社のものであったりすれば、銀行から高く評価されるので審査の通過がしやすいわけです。
一方で売掛金の質が悪いのに無理をして銀行を選ぶと審査落ちになってしまいます。
売掛先の経営規模が小さかったり赤字続きであったりする場合には無理をして銀行を利用しないでください。多少不利になったとしてもノンバンクを利用すべきです。
売掛金担保融資を成功させる秘訣その2|書類の質を向上させること
売掛金担保融資を受ける時には様々な書類を提出することになります。
それらの書類は審査対象となっており、融資の可否に大きな影響を与えることに。
たとえば誤字や脱字が多すぎたり、計算が誤っていたりする場合には大きなマイナスになってしまいます。
「この企業は信頼できない」
「経営者に問題があるのではないか」
「書類の管理もできない会社」
上記のようなことを思われてしまうのです。
たしかに最近の融資はスコアリング審査と言われるものも行われており、データ審査となっています。しかし売掛金担保融資に関しては、人が判断する部分も多くあるのでちょっとした落ち度が融資の可否に影響を与えてしまいます。
特に書類の提出には注意しましょう。提出前に誤字脱字のチェック、さらに計算のチェックを怠らないでください。
売掛金担保融資を成功させる秘訣その3|書類の準備をしておくこと
売掛金担保融資は前述したように多くの書類を必要とします。
普段から書類の整理を行っておいかなければスムーズに提出できないかもしれません。
特に注意してほしいのが、取引先との取引の記録です。取引が証明できないと売掛金の存在が認められなくなり、融資が拒否される恐れもあります。
たとえば取引先からの発注書であるとか納品時の書類、そして請求書などは普段から整理しておいてください。
それらの書類をさっと提出できれば、結果として融資が早く行われることにもなりますよ。
普段の書類の取り扱い一つが融資に大きな影響を与えるのです。